難攻不落の天空城

天気が良かったので、ちょっと岡城跡に行ってきました。
岡城は瀧廉太郎作曲の「荒城の月」の着想となったと伝わっていることは、あまりにも有名ですね。江戸時代を通じて中川氏の岡藩7万石として統治しました。

市街地から天神山に向かいます
岡城跡駐車場に到着

岡城跡駐車場の一帯は尾根や斜面に造成してつくった平坦地で、かつて岡藩の行政や裁判所の機能がありました。いわゆる総役所跡です。現在は駐車場と来場者の受付場として使用されています。ここで入城料金を払います。

まずは大手門跡に向かいます

岡城の歴史は古く、1185年に緒方三郎椎栄が、兄の源頼朝に追われた源義経を迎えるため、築城したという伝説にはじまります。その後、豊後守護の大友氏の一族である志賀氏の居城となり、1586年に薩摩の島津義弘が3度に渡り攻撃しますが、落とすことはできませんでした。難攻不落の城として世に知られるようになったのは、この戦いがきっかけです。

岡城は断崖絶壁の天神山に築かれましたが、この断崖絶壁は、阿蘇山の噴火より流れ出した火砕流でできた阿蘇溶結灰岩の岩盤です。長い年月をかけて河川が削り、要害堅固な地形が生まれました。

阿蘇溶結灰岩の岩盤。沿道にはお土産屋さんや民家が建ち並んでいます

駐車場から歩くこと10分。ようやく石階がみえてきました。ここをさらに上ると大手跡跡があります。

汗だくになってました。。。
ようやく大手門跡に到着
大手門の石垣の上には櫓が渡されていました
城内側からの大手門跡

次回は西ノ丸に向かいます。