県内屈指の進学校に隣接する八幡様

野間八幡宮へやってきました。大通りから少し入った住宅地の高台に位置しています。

こちらのお社は江戸時代に高宮八幡から勧請されて創建されています。その辺の詳細は筑前国続風土記拾遺に詳しく記されています。

八幡宮
徳吉といふ所に在。産神也。八幡大神一座を祀る。嘉永年中高宮村より勧請するとなり。社内に玉橋天神社あり。神体ハ一扁石なり。村の北六町斗に玉橋と云地あり。むかし其所に在て菅神是に憩ひ給ひし石といふ。爰に移して神体として祭る。
筑前国続風土記拾遺 巻之十一 野間村

神殿内部には年代物の氏子帳や奉納絵が飾られています。奥の本殿までみることができますね。

比較的新しい絵も飾らていました。色が風化しておらず鮮やかです。

こちらの絵は対照的に、長年風にさらされていたせいか、ほとんど色が風化で抜けてしまっています。

境内一口付近には記念碑などが2基。

そしておそらくこちらが、筑前国続風土記拾遺に書かれている玉橋天神社ですね。風土記の記録によると御神体は昔、道真公が座った石だそうです。

こちらは何の石碑かわかりませんでした。字がびっしりと彫りこまれています。

御神木っぽい大木、保存樹ですがしめ縄などはかかっていませんね。

裏の出口付近には何やら立派な建物があります。

野間会館と書かれています。近所の集会所なのか、社務所兼冠婚葬祭を行う建物なのかわかりませんでした。

裏参道をでるとすぐ目の前に、福岡公立御三家に数えられる名門・筑紫ヶ丘高校です。毎年九大に多くの学生を進学させる、この地区トップの進学校ですね。

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