小学校の傍に学問の神様
南区周辺をぶらぶらしていたら、公園の横に神社をみつけました。

鉄筋コンクリート製なので、比較的新しい神社のようですね。

公園の入口にもなっている小さな階段を登って参拝します。

神社の正面入口です。狛犬とか賽銭箱などもないので、少し寂しい感じがします。ただ鳥居には大正の文字が彫られているので、100年くらいは経っているようですね。

水のない手水鉢。

老松信仰とは、菅原道真を祀る天満宮の神木であった老松を神格化した信仰です。天神信仰の広がりとともに全国各地に勧請され、老松神社として祀られています。

福岡は太宰府天満宮のお膝元ですから、菅原道真公にゆかりのある神社が多く、天神信仰が盛んな土地柄です。こちらに勧請されているのもそういった背景からでしょう。

神社のお隣は地域の公民館。立派な鉄筋造りのビルですね。筑前国続風土記拾遺にも記載があるので、江戸時代から地域の中心だったのでしょう。
屋形原村
老松神社
東松山の内に在。産神なり。老松神 天満神 高良神を祀る。其始詳ならす。
筑前国続風土記拾遺巻之十二 那珂郡利

神社の石垣の前には猿田彦様が祀られいました。昔からここに鎮座されている雰囲気ですね。