有名なラーメン店に来たついでに、近くにあった老司古墳に寄ってみました。到着するとかなり広そうです。

どうやらこの小山全体が古墳になっているようですね。気が鬱蒼と茂っています。

説明版が設置されているので読んでみましょう。老司古墳は約1600年前に造られた、福岡平野を治めていた首長の前方後円墳のようです。縦幅76m・横幅45mでなかなか巨大ですね。実際に中からは人骨や銅鏡・勾玉・鉄製武器が出土しています。

後円部に3基、前方部に1基の埋葬施設が存在するそうです。竪穴系横口式石室と呼ばれる初期の横穴式石室で、日本における横穴式石室の成立を考える上で重要な資料らしい。

また墳丘からは家形埴輪、円筒埴輪、壺形埴輪などが出てきています。

中に入って見学する事はできませんでした。どうやら、古墳の大部分が少年院の敷地にあるみたいです。

とりあえず金網にカメラを差し込んで隙間から写真を撮ってみます。あの盛り上がっている所が古墳かな?

老司古墳の周辺には沢山の古墳が存在しています。みかけたら立ち寄ってみますね。

老司古墳を上空から見た際の復元模型です。なるほど、確かに典型的な前方後円墳だ。

5世紀初頭頃のお墓と言われても、前過ぎてピンときませんね。ヤマト王朝の他、地方にも複数の豪族が存在していた事が中国正史に記録されています。

学術的に貴重な古墳なのでしょう、国指定遺跡に指定されています。発掘調査は教育委員会と九州大学によって行われました。