山に眠る古代の石たち

行橋の山あいにある「御所ヶ谷神籠石(ごしょがたにこうごいし)」に行ってきました。

神籠石は、山中に列石や土塁、石塁で囲いを作った古代の山城のことらしいです。

登山道の脇には、落ち葉に埋もれた巨石が顔をのぞかせています。説明板を読むと、7世紀ごろの山城と考えられているとのこと。ただ、実際に歩くと、戦の匂いよりも、もっと古い「祈り」や「境界」の気配を感じます。人が暮らし、山を神として畏れた時代の名残かもしれません。

さらに進むと、石垣が姿を現しました。大小の自然石をほとんど加工せず積み上げたもの。山肌に沿って長く続く様子は、まるで大蛇がとぐろを巻くよう。

登山道は意外と整備されていて歩きやすいですが、岩場も多く、足元に気をつけながら進む必要があります。それでも、森の緑と石の灰色の対比が美しかったです。次回、さらに奥に進みます。

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