地域を開発した嵯峨源氏の名門一族
王丸氏 発祥の地と書かれた石碑が立っています。具が載せ放題で有名な王丸うどんを食べた帰りに、気になるものを発見して停車しました。
そして中には大きな石碑に金文字で「 王丸氏発祥の地 」の石碑。確かにここの地名は王丸です。
王丸氏は嵯峨源氏で水軍で有名な松浦党の一族だそうで、鎌倉時代にこの地に移り住んできて、土地を開発した豪族のようです。城主になっているので、戦国時代は大内派で大友氏とバチバチにやりあっていたのでしょう。その後は原田氏に仕えたようですが、原田氏は秀吉の九州征伐の折に反抗して領地を取り上げられたので、連座して没落してしまった感じでしょうか。上司運がなかったですね。
王丸氏三河守の墓
お墓だと思われる大きな石がありました。しかし年月が経ちすぎてわかりずらく、看板の案内から推測するにこれが王丸氏のお墓でしょう。
他にも小さなお墓がたくさんあります。
こちらのお墓は比較的形を保っています。
周辺には王丸氏が開発したと思しき、山を切り開いた田畑が広がっています。鎌倉時代からそれほど変わっていない風景でしょうね。