滝行が行われていた僧侶たちの修業の場
三瀬峠に行く途中に、少し脇道にそれると素晴らしい滝があります。この滝は、金山(かなやま)登山道の入口にあたり、別名を不動滝とも通天滝または紅葉の滝ともいわれ、かつては、僧侶の修行の場でした。水の勢いが強く、高さ15m、幅3mあって、滝つぼ、深い淵になっています。
最近になって林道が整備され、滝の直前まで車で行くことができるようになりました。以前はちょっとした登山を覚悟しないといけないような、なかなか行くのが難しい場所でした。
徒歩で行く場合は、このつきあたりから山道に入っていきます。公共交通機関だと西鉄バス「多々良瀬」より徒歩40分ほどかかります。野犬がうろついている場所でもあるので、注意しましょう。
車の場合は、山道に入る場所から逆方向の林道に入って進み、50mほど進むと交差点があらわれます。
案内板もなく分かりづらいですが、この分かれ道を左に進むと坊主が滝への林道につながっています。
車を2台停められる橋が現れるので、そこへ車を停めて50mほど登ると滝が現れます。
ちょっとだけ急ですが、この辺まで来ると滝の轟音が聞こえてきます。
到着です、岩がゴロゴロしているので明るいうちじゃないと危険です。この辺は福岡市とは思えないほど気温は低く、冬場は雪が積もります。
右側に滝行をする人たちが利用する小屋のようなものがありました。
4言語対応の親切な案内板。かなり遠くまできましたが、ここも一応早良区なんですね。
真夏だとここで泳げば気持ち良いでしょうね。滝にも打たれてみたいです。この豊かな清流は、坊主川を下って室見川に流れ、夫婦石浄水場を経て市民の大切な飲料水として使われています。マイナスイオンが立ち込める場所で、ここに来るだけで浄化されるような気持ち良いスポットです。
ちなみにこの滝は金山の登山口でもあります。時期的にハイキングには一番気持ち良い季節ですね。