風の神様を祀る日本最古の気象台
天気が良かったので、ちょっと綾部神社に行ってきました。
綾部神社は1205年に鶴岡八幡から分霊を受けたのが始まりです。綾部荘の地頭であった綾部四郎太夫通俊らが鎌倉の鶴岡八幡に参拝して、奥州合戦(源頼朝と奥州藤原泰衛との争い)に参戦したところ、戦功を挙げたことが分霊のきっかけです。中世には鍋島直茂が祭資を供進し綾部郷の宗社としました。御祭神は応神天皇、神功皇后、住吉大神、武内宿祢、風神二柱。
この神社では毎年7月15日に旗揚神事・旗下ろし神事が行われています。麻で織った神旗を長さ18mある神旗を竹の先につけ、樹齢700年の銀杏の樹に締め込み姿の男衆が取り付けるものです。この日から9月24日の旗下ろし神事まで、旗のなびき具合などを宮司が毎日観察し、風雨の襲来や作物の出来不出来を予想します。約800年の歴史があると云われています。2017年に県の重要無形民俗文化財に指定。