九州の尾瀬と呼ばれる湿原帯

天気が良かったので、樫原湿原に行ってきました。
背振山地西部の海抜標高591mに121㏊ほど広がる美しい湿地帯です。この地域は地質時代第3紀の末期頃に準平原の状態で、地殻変動によって隆起し、現在のような丘陵地域になったとされています。

ちなみに地質時代とは文字などによって記録を残した有史時代の以前の時代です。地質時代も区分分けされており、第3紀は2303万年前から258万年前のことらしいです、、、想像がつきませんね。

樫原湿原は湿原動植物の宝庫で、1976年3月に佐賀県自然環境保全地域に指定されました。121㏊のうち、8㏊が特別地区、普通地区は113㏊に区分されています。

観察道の中ノ島をグルッと一周しました。

この湿原では約60種類の珍しい湿原植物が生息しています。特に氷河期の残存植物であるミツガシワや、九州では希なヒメタヌキモが自生する、とても貴重な自然地帯です。