福岡最古の歴史を誇る日本三大愛宕
鷲尾愛宕神社参道を抜けて、茶店が並ぶ門前に着きました。梅が枝餅によく似たお餅を参拝後に楽しめます。
さて、ここからがやっと本番です。長い坂の後に長い階段が待ち構えています。
日本の神社は通常左側通行が多いのですが、しかしここでは右側通行の指示があります。
鷲尾愛宕神社の案内板です。説明の通りだと福岡で最古の神社になるそうです。そして日本三大愛宕といわれています。他の二社は京都の総本宮と、東京都港区にある愛宕神社ですね。
神紋があしらわれた最新型の手水舎、感染症対策のためか柄杓はありません。
愛宕信仰は神仏習合の色が強い為か、五重塔のモニュメントがありました。
他にも様々な石碑などが寄進されています。信奉する人の多さが分かりますね。
さて、参道途中で愛宕地蔵に繋がる分岐があります。お参りの後に立ち寄る方が多いようです。
やっと神社の境内に入る楼門がみえてきました。あと少しです。
鷲尾愛宕神社 社殿
楼門をくぐって真正面にあるのが鷲尾愛宕神社の社殿です。江戸時代から大変な賑わいだったようで、筑前国続風土記でも特別な項目を設け、数ページに渡って紹介されています。
鷲尾権現 並 愛宕権現
筑前国続風土記 巻之二十 早良郡 上
姪濱裏山の上に在。姪濱に属せり。此山を鷲尾山と云。鷲尾権現古来より、此所に鎮座し給ふ。里人の説に、此御神は彦山権現と同神也。初は彦山権現も此所に祠り、是より彦山に移し奉ると云。今此鷲尾権現は、愛宕の後に在小祠也。霜月十五日祭有。寛永十年、國主忠之君、國中に愛宕の祠なき事を憂へ給ひて、山城國愛宕権現を、爰に勧請して祭り給ふ。~
さらに筑前国続風土記拾遺など、他の郷土史書でもかなり大きく取り上げられていますが、とても紹介しきれいないので割愛します。次回は境内をご紹介します。