漁師町の漁協前に鎮座する恵比寿様

宮浦恵比寿神社という社名を、三所神社の近くにGoogleマップでみかけて寄ってみました。

場所は唐泊漁港の道を挟んで真向かいです。恵比寿信仰は漁師さん達の間では一般的なので、漁港の側に鎮座されているのも納得です。

恵比寿様は大鯛と釣り竿を抱えているので、大漁祈願の神様でもあります。その為、漁に出る前に漁師さん達がお参りする事が多いようです。

ちなみにこの唐泊は、釣り人には比較的よく知られた港です。チヌやアラカブの良釣場として知られています。

さて、お参りしましょう。漁師さん達がお参りしやすいようにか、非常に漁港から近いです。

宮浦恵比寿神社 社殿

鳥居などは建てられておらず、一見すると社殿とは分かりません。

しかし、熱心な氏子さん達が多いのでしょう。境内は非常に綺麗に清掃されています。

そして、お地蔵様の祠もありました。

こちらは使われていない手水鉢かな。普段は水道を使っているようです。

最後に筑前国続風土記拾遺から転載します。

蛭子社
エビスザキにあり。神像二軀あり。一軀ハ何の頃にか漁人の釣輪にかゝり上りたるを爰に納といふ。社の上に松三株あり。海上目富の松といふ。又このエビス崎の下に辰か磯といふ所有。賽暦の年比磤を基とし波戸を築けり。

筑前国続風土記拾遺 巻之四十三 志摩郡上 唐泊