山笠のあるけん博多たい!

博多祇園山笠は国重要無形民俗文化財、そしてユネスコ無形文化遺産に指定されている、櫛田神社で夏に行われるお祭りです。

山笠がなかいと博多に夏が来ないと言われるほど、博多の人々に愛されているお祭りです。

博多祇園山笠の歴史

さて博多祇園山笠の起源には諸説ありますが、一般的なのは聖一国師が仁治二(1241)年、疫病退散のため施餓鬼棚に乗って、祈祷水をまいてまわったのが始まりといわれています。

実は山笠は二種類あります。実際に担いで走る舁き山と、福博の町13ヶ所で公開される飾り山です。上の写真は飾り山。大昔はこの大きな山を担いでいたそうですが、しかし電線に引っかかるということで二種類に別れました。

そして、山笠には表と見送りがありそれぞれ違う物語が描かれます。武者物が一般的で、他には童話やテレビ番組など流行ものが題材になる事が多いです。

こちらは八岐大蛇退治を題材にした飾りのようですね、実は飾りは全て博多人形師により作られています。

博多祇園山笠とは?

博多祇園山笠の最高潮は、何と言っても最終日の4時59分からはじまる櫛田入りです。山笠は比較的長期間行われるお祭りですが、中でも最も勇壮で見応えのある瞬間です。

櫛田神社 社殿

さて、いよいよ中に入ってお櫛田さんにお参りしましょう。

博多屈指の古社だけあって神様も多種多様。その結果、社務所も用途に応じて、横長に作られています。

そして、最近では外国人観光客が多く訪れる為、多言語のおみくじが売られていました。

博多風神雷神

ユーモアあふれるカラッとした博多っ子の気質を表しています。

確かにどちらの神様も、絶妙に面白い顔をしていらっしゃる。

歯に隙間があるからユニークなんですかね?こんなタッチのマンガがあったなぁ。

こちらは霊泉鶴の井戸です。本殿の近くから湧いている為、霊泉として親しまれていましたが、しかし今は飲めないそうです。

御祭神は大幡主命・天照皇大神・須佐之男命がお祀りされています。

みかん?の木が生えていました。何か祭事などに使われるものでしょうか?

隣には松の木が、名札がつけられていますが植えた人でしょうか。

こちらが櫛田神社の見取り図です。とにかく見所が多く、境内社も沢山あるので全部は地図に載っていませんね。

とりあえず正面の楼門をくぐって、一度外に出てみましょう。

こちらが神殿から真っ直ぐ繋がる正面入口、表参道ですね。そして鳥居の左側は山笠が入っていく清道です。

こちらの立派な楼門は博多を代表する風景なので、博多を舞台にした作品などにも度々出てきます。

最後に手水舎です。裏からそのまま本殿に向かうのではなく、一度こちらに来るべきでした。

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