大宰府政庁跡から発掘された出土品を展示
中世に九州の政治外交の中心を担った地方最大の役所「大宰府」が置かれた大宰府政庁跡を訪れています。

大宰府政庁跡の一角には大宰府展示館が設置されており、有料ですがさまざまな出土品や復元模型、その他周辺史跡の説明などをみることができます。有料とはいっても200円なので、とても良心的です。

いきなり太宰府市のジオラマがお出迎えしてくれます。どの史跡がどこにあるのか、非常に分かりやすい。ちなみに写真撮影をお願いすると許可がでたので、バシバシ撮りたいと思います。

大宰府政庁跡の発掘調査で出土した品を展示してあります。この瓦は何かみたことありますね。

こちらは大宰府政庁に実際に使用されていた瓦が展示してあります。大宰府政庁は争いに巻き込まれて何度か焼失しているので、奇跡的に残っていた貴重な出土品です。

大宰府政庁に実際に努めていた役人の仕事の紹介と、装備品の数々です。

奈良時代頃から、隋や唐の影響を受けて、日本でも情報を文字で残す習慣が根付いています。大宰府政庁跡からは多くの木簡が出てきており、当時の生活を知るうえでとても貴重な資料になっています。

このベルトのようなものは石帯といいます。位によってつけられる石が決まっていました。

大宰府政庁跡のジオラマです。先にこちらにきて、勉強してから史跡をみにいくとイメージが湧きやすいかもしれません。今はただの野原なので。

大宰府政庁跡の土層の断面図です。年代によってグラデーションになっているのが分かりますね。

こちらは出土した陶磁器。大宰府政庁があった時代には、こういった器が使用されていたのですね。形自体は現代とさほど変わらないように感じます。

大宰府の説明など、館内には様々な説明ボードが多数設置されています。とても読み切れない量なので一部だけ紹介します。熱心な学芸員さんがいらっしゃるようです。

大宰府政庁縁の人々をイラスト付きで紹介。歴史の教科書でお見かけする有名人ばかりです。

この展示館には大宰府政庁跡以外にも、観世音寺や国分寺跡などから出土した品も展示してあります。次はそちらも合わせて見学してみましょう(つづく)