圧倒される巨大な御神木

南区の清水地区を歩いていると、突然視界に巨大な樹が飛び込んできました。

近付いてみると樹齢がどの位あるのか分からないほど太いです。注連縄らしきものが巻いてあるので御神木のようです。

筑前国続風土記拾遺で調べてみると、清水村の頁に少しだけこの樹について記述がありました。

清水村
又楠木屋敷と云所あり。是かの藤左近藤右近といひし者の住し屋敷跡といふ。

筑前国続風土記拾遺 巻之十二 那珂郡 利

江戸時代より前からこの地に根付いていた事が確認できました。これだけの大木ですから当然福岡市の保存樹に指定されています。

説明板がありました。筑前国続風土記附録の内容が転載されています。なんとこちらの木、福岡大空襲の被害にあったのに蘇生したと書かれています。また、かなり遠くの名島橋からでも目視できたそうです。

木の根元には石仏、もしくは神様らしき石像が数体並んでいます。

もともと住吉神社の境内にあった祠を、宮司さんの依頼で楠木屋敷へ遷座したものだそうです。

残念ながら大木の根が張り出していて、正面ではお参りしずらいです。脇から失礼して参拝しました。

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