祈りと権威の空間

前方に、大きな櫓門が見えてきます。
空を切り取るように立つその姿は、どこか厳かで、近づくほどに木の香りが濃くなりました。
太い柱と板柵、そして環壕。守るための力が形になった場所です。

門をくぐると、ふっと静かになりました。
広場のまわりには、儀式に使われたとされる建物があります。
外のにぎやかさとは違う、ぴんと張りつめた空気。
ここでは祈りと政治が交わり、人々の思いが動いていたのでしょう。

復元された会議の建物の中では、王と家臣の人形が向かい合っています。

さらに3階に上がると女性の儀式が再現されています。
祈りというより、神さまと通じ合うような時間でしょうか。もっともらしいことを書いてますけど、、、
次回は北墳丘墓をご紹介します。