世界中からファンが訪れる「君の名は。」の聖地
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。という訳で、新年一発目は以前から来たかったある聖地へやってきました。

上の写真をみて、ここが何の聖地だか分かりますか?アニメ好きな方ならピンとくるかもしれません。

そう、ここ須賀神社はアニメ作品『君の名は。』の象徴的な場所として、一躍注目されました。長い石段(通称・男坂)は、主人公二人の再会シーンで描かれ、ポスターやキービジュアルにも登場します。

実際に多くのファンが、映画のシーンを思い浮かべながら階段を上り下りし、同じ視点で街並みを眺めることで“作品世界”との一体感を味わっています。僕もやってみましたが、これは来た人にしか分からない感動があります。そして、SNSで自慢したくなります。

この現象は、アニメロケ地としての須賀神社が、歴史的価値と現代大衆文化が結びついた「新しい体験型観光スポット」に変貌していることを示している気がしました。

単なる観光目的の訪問を超え、作品の感動を現実の空間で体感したいと願うファンにとっての重要な巡礼地となっているわけです。

須賀神社は「四ツ谷の総鎮守」として知られる古社です。周囲は都心の住宅地やオフィス街に囲まれていますが、境内に足を踏み入れると静謐な空気が漂います。

もともとは、現在の牛込周辺に祀られていた稲荷神を勧請したことを起源にしています。主祭神の二柱、須佐之男命は疫病退散や厄除けの神として、そして宇迦能御魂命は五穀豊穣・商売繁盛の神として広く信仰されてきました。

絵馬にはやはりアニメの聖地らしく、キャラクターのイラストを書き入れているものが多くみられます。

ここ四ツ谷・牛込一帯は武家地と町人地が混在する地域で、須賀神社はその境界に位置する鎮守として、武士・町人の双方から崇敬をあつめました。

特に疫病流行の際には、須佐之男命の霊験にすがる参詣が盛んになったそうです。

須賀神社の例大祭は、毎年初夏に行われる地域最大級の祭礼であり、かつては「四谷天王祭」と呼ばれ、江戸時代には江戸五大祭りの一つとして数えられた時代もありました。

その中心である神輿の渡御は、地域の氏子たちが威勢良く担ぎ手となり、四ツ谷の町を練り歩きます。現代でも地元住民や観光客が参加し、地域の結束と伝統が色濃く感じられる行事として受け継がれています。

決して大規模な観光地ではありませんが、現代アニメ文化という新たな価値が交錯することで、都市の中心にありながら独自の魅力を放っている神社です。

東京でスーパーマーケットチェーン「丸正(マルショウ)」の創業・発展に貢献した、飯塚正兵衛(いいづか しょうべえ)の銅像。牛込区で創業した縁でこちらに像があるのでしょう。

こちらは境内社の大黒様。商人も多数居住していたエリアらしい。

他にも入口付近に須賀神社が保有する、三十六歌仙絵の説明板などがありました。

新宿区の指定文化財になっているようです。写真付きでかなり力を入れて紹介されています。

他にも境内社がいくつかあります。

アニメ作品の舞台として注目を集め、若い世代の参拝者が増えているそうです。

次から次に外国人観光客がやってきます。撮影は順番待ちです。オーバーツーリズムも大分収まってきましたが、まだまだ多いですね。