唐津街道 姪浜宿の中心に鎮座する氏神様
姪浜宿のちょうど中間あたりにある住吉様です。姪浜の氏神様なので、ご近所の方は正月はこの神社に初詣に来るんじゃないですかね。こちらの住吉神社の起源は奈良時代まで遡ります。住吉明神のご出現がこの地にあり建立されたそうです。この日は七五三をやっていたので、着物を着た可愛い女の子たちが境内にいました。
住吉神社に来るといつも思うのですが、本当に絵に描いたように美しい佇まいです。朱色の本殿とご神木のバランス、高い建物がなく空が広がる背景、完璧です。
住吉神社は河童と縁の深い神社なので、境内のいたるところに河童がいます。日本書紀によると伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が禊祓をしようとした際に海が荒れて困っていると、どこからか河童が現われ道案内のお手伝いをしたそうです。濁穢(けがれ)を禊祓われた時に生まれた神様が住吉三神といわれています。
以来、神様の使いということで御神徳の高い河童様になりました。こちらの神社では河童様のご利益が受けられる河童面を販売しています。猿田彦神社のお面と合わせると猿と河童・・・どこかに豚のお面売ってないかなぁとか考えました。
こちらの立派な銀杏の木が御神木です。樹齢七百年の御神木は、昔雷が落ちた時に避雷針となり身代わりになって本殿を守ったといわれています。大変大きな木なので、姪浜の漁師さんたちはこの木を目印に海から港にもどってきたそうです。
境内には色々な神様がお祀りされています。名前が読み取れない祠や何も書かれていない祠も多数。
神社の説明をみると、早船神社、厳島神社、少童神社などがあるようです。
こちらは住吉宮とありますが、これはこの祠のを指しているのか、ただ置かれているだけなのか・・・
こちらの宮司さんはテレビ番組のミリオネアに出場して、めでたく1000万円を獲得されました。その賞金で建てられた鳥居みたいですね、立派です。開運・金運のご利益がすごいですね!
手入れの行き届いていて、社殿やご神木の存在感がすごくて、神聖な雰囲気の素晴らしい神社でした。