山岳信仰にルーツを持つ地元密着型の村社

月城調査の為、有田宝満神社へ参拝しました。こちらは境内に地元の集会所がある、昔ながらの地元で管理されている神社のようです。宝満神社といえば、国指定の霊山・宝満山の麓にある「竈神社」が本社で、福岡近郊に点在しています。竈神社は最近、鬼滅の刃の聖地として全国的に有名になりました。

境内は奥にもスペースがあり、結構広々しています。
めずらしいメタリックなご由緒

ご由緒の説明では、「建立された年代は分からないけど、小田部宝満神社からの分祀らしいよ。」みたいな事が書いてあります。明治5年に政府から正式に村社として認可されています。

集会所と書かれていますが、ちょっと生活感がありました。
説明書きがないので分かりませんが、ご由緒から察すると菅原神社でしょうか。
何の石碑か達筆すぎて読めない・・・
こちらは五穀神です、農村地帯でよくおみかけしますね
本殿裏に石碑発見! 義民 松尾庄屋の碑
本殿裏の奥まったスペースに建てられています。

要約すると、江戸時代に飢饉が起きた際、領民の為に打ち首覚悟でお殿様に直訴して年貢を免除された話ですね。この出来事を子孫に伝えるため、毎年同じ日に一晩中灯明を消さない「お日待ち」という伝統行事になったようです。

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