往時の姿を偲ばせる宿場跡

福岡市早良区にある次郎丸の裏通りには、漆喰の白壁造りの建築物が残っています。この通りは江戸から明治にかけての宿場や農村の景観を伝える建築群として、福岡市の都市景観賞を受賞しています。

第 17 回の福岡市都市景観賞を受賞

福岡市の文化財に登録されている柴田家は屋号を「岩井屋」と称して、江戸期に酒造業を始め、昭和 10 年まで営業していました。また主屋・土蔵・塀・家門がすべて福岡市の登録文化財に指定されており、大庄屋格としての地域を取りまとめていた事が分かっています。

白壁の見事な土蔵
地域のランドマーク的な存在
白壁が続く

次郎丸という地名の歴史は古く、石清水八幡宮に残る古文書には筥崎宮の領地とされ、正平 21 年(1366)の筥崎宮仮殿の遷宮、さらに文明10 年(1474)の放生会に米を負担した記録が残っています。

指定されている文化財以外の建物も趣があるものが多い
全体的にゆるやかな曲線なのが当時の街道を想起させる

三瀬街道は唐津街道沿いの麁原村から分岐し、三瀬峠を経て佐賀城下に至ります。また一部は別名早良街道、脇山街道、原往還などとも呼ばれていました。

次郎丸宿は麁原から金武宿までの間の宿として江戸時代後期に設けられ、醤油や酢の醸造元、酒屋、染物屋、質屋、紺屋などが軒を連ねました。

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