太陽面を通過する金星を観測した観測台
長崎市の金比羅山にフランスの天文学者ピエール・ジャンサン一行が、1875年12月9日に太陽面を通過する金星の観測に成功したことを記念したモニュメントがあります。
1874年に金星観測の最適地として日本が選ばれ、フランス、アメリカなどから観測隊が来日しました。一行は横浜、東京、神戸、長崎で観測。 ジャンサン一行 は金比羅山に観測地点を設けて金星の観測に成功しました。 ジャンサンは大工の山田与四郎に記念日の建設を依頼しました。
碑にはフランス語で「惑星、金星通過を観測したのはこの位置においてである。1874年12月9日フランス天体学者ジャンサン科学院総裁」と刻まれているそうです。
この記念日から東に24mの地点に観測台の遺構があります。