ご飯を盛ったような形なので?飯盛山
天気が良かったのので、ちょっと飯盛山に登ってきました。
標高382・4mの早良平野に浮かぶ、おにぎり型の山です。

訪れたのが正月三が日とあって、麓にある飯盛神社は参拝客で賑わっていました。毎年、多くの参拝者が訪れますが、特に今年は例年をはるかに上回る賑わいをみせていました。コロナ禍が落ち着いてきたからでしょうか。


長蛇の列をかいくぐりながら、中腹にある中宮をまずは目指します。


神社から10分ほど進むと、巨大なアルミ素材の鳥居が現れます。
この鳥居は平成17年の福岡県西方沖地震により被害を受けて、平成21年に改修されました。アルミ合金製の鳥居では日本一の大きさだそうです。


中宮から頂上へは、中宮東側の「旧道修験の道」、中宮裏の「ご縁結びの道」、中宮西側の「紫陽花の道」があります。わたしのおすすめは 旧道修験の道 です。一番登りやすいのはある程度舗装路となっている紫陽花の道だと思います。




旧道修験の道は木漏れ日が射していて、とても気持ちがいいルートです。ただし、傾斜が急なので登るのに一苦労。また、岩も多く、途中に洗心石、評定石、迎石と呼ばれるものがあります。


30分ほど登ると頂上に着きました。ここからは福岡市内が一望でき、良い眺めです。



戦国時代には、このこの山頂に飯盛山城が築かれました。筑前國続風土記にも、飯盛山での攻防戦の様子が記録されています。また「此城近代は、原田了榮端城なりと云。城跡に千貫櫓などといふ址もあり」と書かれているので、原田氏の高祖城の支城だった時期もあるのでしょうね。飯盛山頂から尾根沿いに進むと1時間30分ほどで高祖山城跡に到着します。