糸島地方を治めた原田氏の居城

天気が良かったので、ちょっと高祖城跡に行ってきました。
高祖山は福岡市と糸島市の境にある高祖山に築かれた山城です。1249年に原田種継、原田種頼父子が築城。 高祖山へは複数のルートがありますが、高祖神社から登りました。

高祖神社では春と秋に神楽が催されています。その歴史は古く1467年、時の高祖城主・原田種親が京都守護の任に当たった時に習得した「京の能神楽」を伝えたものとされています。が、確証はないそうです。江戸時代までは神職が、明治に入ってからは氏子によって受け継がれたとか。去年の春の神楽はコロナ禍で中止になりましたが、今年は開催してほしいものです。

神楽殿
拝殿
神社横の山林を進んでいきます
しばらく歩くと登山口があります

高祖山は奈良時代に怡土城があったのですが、その城の遺構を利用して高祖城は築かれました。大きく分けて山頂418mにある上ノ城(本丸)と怡土城寄りにある下ノ城で構成されています。

しばらく登ると下ノ城に到着しました。

下ノ城

下ノ城から200mほど進むと山頂、上ノ城に到着です。

上ノ城

高祖城は代々、糸島地方を治めていた原田氏の居城でしたが、時の城主・原田信種は豊臣秀吉の九州征伐で敗北し、落城しました。原田氏は所領を没収され廃城となりました。筑前國続風土記にも詳しく書かれています。

原田信種像

直近、紹介した飯盛山と叶岳には高祖山から縦走できます。機会があればチャレンジしてみてもいいですね。

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投稿者

arahira

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