小戸大神宮より前から存在したお地蔵様
小戸大神宮の参道の途中に、地蔵尊へと繋がる脇道がありました。このように神社とお地蔵様が同じ場所に祀られているのはあるあるですよね。九州は特にこのパターンが多い気がします。
十三仏と弘法大師像がメインのようですね。
休憩所がありました。そんなに疲れるような場所ではないのですが、昔の人は街道から歩いてきていたからその名残ですかね。
人懐こい黒猫に遭遇、まるまると太っているのでおそらく地域猫として可愛がられているのでしょう。他にも公園内では猫を結構みかけました。
まず、入って正面にある弘法大師像。
そして延命地蔵大菩薩像です、勝軍地蔵大菩薩像も飾られていますね。他、色々な仏像があります。
こちらがメインでしょうか、十三仏です。実はこれらのお地蔵様は、小戸大神宮ができるより以前にこちらの場所で崇拝されていたようです。その様子が江戸時代前半に書かれた筑前国続風土記にも登場します。
筑前国続風土記巻之二十早良郡上
小戸 「姪浜の西北に在山を小戸と云。中隈山の西也。此処に小社有。瘧を煩ふ人など、木にて剣矛を作りてこれを捧れば、其病癒るとて、祈願する者多し。」
木剣などを収める風習はなくなったようですが、当時から民衆に崇められていた様子が分かりますね。