三神を祀る歴史ある神社
天気が良かったので、ちょっと長崎県佐々町の三柱神社に行ってきました。
佐々の地頭だった古川伊予守が、埼玉県大宮市の氷川神社から分霊をもらい、古川岳の頂きに三神を祀ったのがはじまりだと伝えられています。三神とは「素戔鳴命(スサノオノミコト)」、「大己貴命(オオナムチノミコト)」、「稲田姫命(イナダヒメノミコト)」です。
その後、遷座を繰り返し、1805年に現在の場所に移されました。
拝殿には明治時代に地元の絵師が描いた81枚の天井絵があります。季節の草花や動物が美しく描かれています。
境内には爆弾三勇士のひとりで、佐々町出身の北川丞の像が建っています。爆弾三勇士は1931年の第1次上海事変での戦闘において敵の鉄条網を爆破し突撃路を築く作戦が立案されます。この作戦には36人が志願し、北川、江下武二、作江伊之助の3人が選ばれました。
3人は、点火した破壊筒を持って敵陣に突入し爆破。自らも命を落としてしまいましたが、突撃路が確保でき、敵陣を占領できたそうです。戦死後、北川ら3人は2階級特進により陸軍伍長に昇進。美談として大々的に報道され、その武功を称えられ、各地で彼らの銅像が建てられました。現在、三柱神社には北川の銅像が置かれています。