佐賀に伝わる徐福の渡来伝説

天気が良かったので、ちょっと貴別当神社に行ってきました。

独特のしめ縄が飾られている鳥居。1707の地震により倒壊し、1708に再建されました

貴別当神社は室町時代に創建。日本の神話に登場する大己貴命と平安時代末期の武将・斉藤別当実盛を祀っています。大己貴命は大国主命の青年期の名前で、七福神の大黒様と同一視されています。
斉藤別当実盛は平安時代末期の武将で、1183年の木曾義仲追討の戦いに参戦し戦死。乗っていた馬がイネの切り株につまづいたところを討ち取られたため、怨念でイネを食い荒らす害虫になったと言い伝えられてます。
後に害虫駆除の神様とされました。この大己貴命と斉藤別当実盛の名前から貴別当神社と名付けられたと考えられています。

本殿

境内にはアベマキとイチイガシの大木があります。イチイガシは樹高18m、幹回り3・3m、枝張り12m。アベマキは樹高19m、幹回り3・5m、枝張り16・5m。いずれも樹齢は200年で、神埼市の天然記念物に指定されています。

イチイガシ
アベマキ

また、佐賀には秦の始皇帝から不老不死の薬を探すように命じられた除福が訪れたという伝説があります。なんでも琉球王子を道先案内人としたとか。そのため鳥居には「或日琉球王子也」と刻まれています。

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