歌人・斎藤茂吉も愛したぬる湯

天気が良かったので、ちょっと古湯温泉に行ってきました。
古湯温泉は、佐賀県と福岡県の県境の佐賀市富士町にあります。富士町は約8割が森林の山間地ですが、車で佐賀市中心部からは35分、福岡市中心部からは60分と、アクセスが良く気軽に行ける温泉スポットです。

古湯の名の通り歴史は古く、約2200年前に秦の始皇帝の命で不老不死の霊薬を探しに日本に来た除福が発見したと伝わっています。また、歌人の斎藤茂吉をはじめ、多くの芸術家らの曽遊の地としても知られています。

斉藤茂吉が愛した鶴霊泉。男はつらいよのロケ地にもなりました。
鶴霊泉にある斉藤茂吉の碑

古湯温泉は約38度のぬるめの泉温と、ぬるぬるした心地良よい肌触りが特徴で「ぬる湯」と呼ばれています。38度はちょうど羊水の中の温度と同じで、とても心地よく長時間ゆっくりと入浴を楽しめ、冬場でも体がなかなか冷めません。現在14軒の温泉宿があり、ほとんどで日帰り入浴も楽しめます。

立ち寄り客で賑わう英龍温泉
扇屋
民宿幸屋

また、秋には古湯映画祭が開催され、著名な監督や俳優をゲストで招き、盛り上がっています。