黒田家の英雄を祀るパワースポット
お花見シーズン真っただ中ですが、日本桜名所100選にも選ばれている福岡市の西公園に、幸運を呼ぶパワースポットがあるのをご存知でしょうか?
この記事が出るころにはちょうど満開で見頃になっています。神社までの参道の両脇は全て桜の木なので絶景です。
境内は西公園のど真ん中、52段の石段を登った先にあります。
こちらが藩祖の黒田如水と初代藩主・黒田長政を祀っている光雲神社(てるもじんじゃ)です。元々この場所には東照宮がありましたが、明治維新後は城内から遷座して、二人を祀るようになりました。
神社の名前は、2人の法名から一字ずつ取って名付けられています。光雲が音読みで「こううん」とも読める為、幸運が訪れるパワースポットとして定着したようです。
黒田家の歴史や郷土史の説明書きがありました。
元々、この場所には現在、西新にある金龍寺があったようです。
その後、黒田騒動があった際に幕府への恭順を示す為、徳川家康を祀る東照宮を建立します。
さらに明治維新後は、東照宮を廃し光雲神社を遷座しました。
境内には見所・パワースポットがたくさん
関ケ原の戦い、大坂の陣、朝鮮出兵など、数々の合戦で黒田長政を護った水牛の兜です。
こちらが本殿、中には舞鶴の地名にちなんだ天井画が描かれています。さらに、お賽銭をいれると鶴の声が聞こえてくる縁起の良い演出が施されています。
光雲神社は一度空襲で焼けているので、再興したときの記念碑でしょうか?
そして、こちらは境内にある荒津神社です。神武天皇、大物主神、金比羅神が祀られています。
大変立派な社務所です。大人気の「幸運の鈴」や黒田家の家紋が入った御朱印帖等が販売されています。
黒田の家中でも特に有名な母里太兵衛像。「酒は~のめ~の~め~」と黒田節のモデルになった、福島正則から名槍日本号を飲み取った逸話が有名な豪傑です。
博多人形のモデルになるなど、黒田二十四騎の中でも特に人気の武将なので、いつか生い立ちから掘り下げて記事にしたいと思います。
境内には慰霊碑なども建てられています、大変立派ですね。
境内から東に進むと、荒戸方面を一望できる展望台です。そして大きな藤棚になっています。