剣聖・宮本武蔵が「五輪書」を著した岩窟
霊巌洞は宮本武蔵が兵法「五輪書」を完成させた洞です。剣豪・宮本武蔵は、熊本藩主・細川忠利に客分として招かれ、そして晩年を熊本で過ごしました。
こちらの霊巌洞は、武蔵が兵法書「五輪書」を著したことで有名な洞です。
こちらのお寺は武蔵ファンにとっては聖地といっても良い場所ですね。
境内入ってすぐの所には武蔵が描いた掛け軸や、五輪書の写しなどが展示されています。
さらに武蔵関連の書籍なども展示されていました、吉川英治の著作は読んだ事があります。
武蔵が創始した二天一流の由来に関する説明石版です。
金峰山の山麓にある洞窟ですが、板に乗って異国から流れ着いた岩戸観音が祀られている、霊場としても有名な場所でした。
霊巌洞に入るのも、やはりかなり急な階段を登る必要があります。
霊巌洞 内部
この洞には古来より、様々な人が訪れています。そして、その足跡が洞の中に残っています。
逆修(ぎゃくしゅ)と読みます。死後に行なう七七日の仏事を生きているうちに営み、冥福を祈りる行為です。
こちらは異国より流れ着いたと言われる岩戸観音ですね。
岩肌に彫られている霊厳洞の字は、南北朝時代に日本に渡来した元の禅僧で、さらに雲巌禅寺の開祖でもある東陵によるものです。
こちらは霊巌洞の説明版。
奥はなぜか座敷牢のようになっていました。そして前には賽銭箱が置かれています。
中央の大岩にも何か意味があるのかも。
霊巌洞では武蔵の命日に、二天一流の門下生によって演武が行われます。
穴の中に石仏があったり、岩肌に篆刻が彫られていたり、見所が沢山ありますね。
奥から入口を撮りました、武蔵が五輪書を記していた際にみえていた風景です。