福岡に三社ある警固神社
警固神社というと、福岡の人は誰もが天神のど真ん中にある神社を思い浮かべるのですが、実は市内に三社あります。
こちらの警固という地名は、かつて警固田があった場所だという事が由来になっています。警固田というのは平安時代、警固所の兵士たちにふりあてられた田畑のことです。
かなり広々とした敷地です、駐車場もたくさん停められますね。
鳥居をくぐってすぐの所に年代物の手水鉢。
そしてこちらが警固神社御本殿です。
早良風土記や早良風土記拾遺にもしっかりと記録されています。四箇村の中心的な神社だったようですね。
警固大明神社
筑前国続風土記巻之四十四 四箇村
警固に在。此所三十三戸の産神なり。所祭神直日神 大直日神 八十柱日神三座なり。鎮座の初未た詳ならす。一説に白河院應徳三年九月那珂郡警固村より勧請す。蔦田修理進建立と云。飯盛社應永比の坪付に警固村あり。
こちらは神殿内部へ靴を脱いで進み、中でお参りするスタイルです。農村地帯らしく埴安様が祀られています。
また、八十枉津日神は厄災の神として知られる神様で、お祀りすることで厄除けのご利益があるといわれています。神直日神、大直日神も同じく厄除けの神様ですね。
奉納してある絵も大正時代のものだったり、かなり年代物の軍人さんの写真などが飾られていました。
こちらは注連縄で名前が隠れていてわかりませんね。
そして、こちらはおそらく猿田彦様でしょう。
本殿隣には神仏習合の名残か、お薬師地蔵堂があります。中を取材しようとしたら、寝てる人がいてできませんでした。