門司港周辺で食べられていた「ちゃんらー」

門司港にやってきました。せっかくなので門司港のご当地グルメをいただいて帰ります。戦後に門司港の食堂で食べられていた「ちゃんらー」と呼ばれるグルメがあるのをご存知でしょうか。

門司港といえば焼きカレーが有名ですが、こちらも歴史のあるご当地グルメです。今回はそんなちゃんらーの元祖といわれる清美食堂へ伺いました。

店内に入ると壁一面に貼り出されたメニューと有名人のサイン。名店の予感。一銭洋食が気になりますが、初志貫徹でちゃんらーのセットを注文。それにしても、どれもリーズナブルですね。

実はこのお店、お笑いタレント芋洗い坂係長のご実家なんです。店内には係長の等身大パネルが。サインが多いのも係長が関係しているのかも。ちゃんらーは戦後の貧しい時代に、係長のお母さんでお店の名前にもなっている清美さんが開発されたそうです。

こちらがちゃんらーです。和風出汁のスープにちゃんぽん麺、そして豚肉とモヤシ、キャベツなどの具材を炒めたものが乗っています。元々長崎チャンポンをヒントにつくられたメニューなので、どことなく似てますね。

セットではご飯とおでんが一品付きます。ちゃんらー自体はやさしい味わいで非常にあっさりしていました。現在、門司地区では多くのお店でちゃんらーが提供されています。食べ比べすると楽しそうですね。