都城の由来となった中世の山城

天気が良かったので、ちょっと都之城跡に行ってきました。
都之城は1375年に島津氏の支族である北郷義久が築城しました。都島という場所に築かれたことから、都之城と名付けられ、後にこの一帯が都城と呼ばれる由来となりました。現在は城山公園として整備されています。

公園の駐車場から本丸跡へと向かうと、すぐに模擬大手門があります。模擬ということで、当時の姿を再現したものではないそうですが、都城産の杉や瓦などを使い、町のシンボルとして力を注いで建設したそうです。総工費約9500万円。しっかりとした造りで、本気度が伝わってきます。

1994年建設の模擬大手門

大手門をくぐり坂道を上ります。都之城は戦国時代も北郷氏の拠点として重要な役割を担いましたが、徳川幕府の廃城令により1615年に廃城となりました。400年前に廃城となったことに加え、城山公園の整備により、当時の遺構はほとんど残っていません。

本丸跡

本丸跡には都城歴史資料館が建っています。いかにも歴史資料館といった城郭風建築です。北郷氏関係の古文書や美術工芸品などが展示されています。

都城歴史資料館。館内撮影NGでした。