40年の時を越えて復活した金妙水
天気が良かったので、ちょっと縫ノ池弁財天と金妙水に行ってきました。
縫ノ池は、湧き水による池で広さは約0・6㏊。この湧き水は、金妙水と呼ばれ、地元の人達の飲料水や水田などの用水として大変重宝されてきました。
中央には厳島神社があります。この厳島神社は、江戸時代には陽興寺に所属し弁財天を祭る社として、「べんじゃーさん」と呼ばれていました。明治に入り、神仏分離令により祭神は市杵嶋姫命とされています。弁財天と市杵嶋姫命はどちらも水の神なのがおもしろいですね。
地元の方が親しんできた湧き水ですが、昭和1958年に地下水のくみ上げ過ぎが原因で枯渇してしまい縫ノ池も干上がってしまいました。しかし、その後、地下水の代わりに表流水を飲料用に使用するようになると、2001年に湧き水が復活。ふたたび池に水が堪るようになったそうです。わたしが訪れた時も、ペットボトルを片手に水を汲みに来られた方がいました。