筑前竹槍一揆の生々しい焼け跡
早良区南部にある脇山日吉神社です。江戸時代は近くに佐賀へ抜ける脇山往還が通っていました。そして現在も那珂川市へ抜ける道があり、交通量も多いです。
さて、集落の中に入っていくと山肌に脇山日吉神社があります。
鳥居横に巨大な常夜灯、ここまで大きいのはめったに見られませんね。
焼け焦げた大きな切り株がありました。実はこちらの切り株は筑前竹槍一揆の時に焼かれたかしの木なのです。
明治初頭に筑前竹槍一揆が起きた際、この村が巻き込まれて焼き討ちにあった時のものです。未だに当時の傷跡として残されています。
そして、一揆の際にはこちらの境内も全焼したのでしょう、比較的新しい雰囲気があります。
脇山日吉神社 本殿
こちらが、脇山日吉神社の本殿です。夜間は野生動物対策でLEDを点滅させると書かれていました。山が近いので色々出そうですね。
拝殿内部です、奉納絵などは明治期のものでしょうか、見た感じ時間が経っているように感じます。
この集落の人たちの名簿が、沢山収められていますね。
そして、参道脇にはおなじみの、庚申様と五穀神様です。