横山郷八村の総社

県道56号福岡早良大野城線沿いにある横山神社です。

古くから周辺の村の総社として鎮座されています。

境内入ってすぐ左に、存在感のある庚申様。

右側には昔の御神木が枯れたものでしょうか。

御由緒です。神功皇后が建立した背振神社の神領地だったようです。しかし、こちらはいつ頃に創建されたのかは分からないみたいですね。

参道横に長い丸太がありました。おそらく昔に牛や馬をつないでおいた場所でしょうか?

山の麓に本殿が建てられているので少し階段を登ります。

この石垣は近代に積まれたものでしょうか?一応、後ろの山には荒平城跡がありますが・・・

八村の宗社ということで、村を見渡せるように高台に作られたのでしょうか。

ひさしぶりに稼働している手水舎がありました。

境内に到着しました。そして歴史ある神社だけあって、早良風土記にもちゃんと明記されています。

横山神社 本殿

横山三所権現社

大門に在。横山郷八村の宗社にて、脇山小笠木の産神なり。所祭田心姫命 満津姫命 市杵嶋姫命 なり。以上宗像三神なり。背振山神に同じ。大門は昔背振の山門なり。故に此神社あり。一説には此社ハ熊野三神なり。院内の諸村に三所社あるは、昔熊野にて此社より勧請す。或云大門ハ荒平城の表門有し故の名なり。

早良風土記拾遺 巻之四十四 脇山村

境内には他にも多くの神様が祀られています。参拝順序までありました。

まずは農村地帯には必ずある五穀神様。

後ろに四社ありましたが、なぜか三社宮の揮毫。

途中にお神輿が格納された倉庫の横を通ります。

まずは大山祇神社です。愛媛が総本宮の神様ですね。

続いてご存知天満宮。菅原道真公は藤原氏の暗殺者をかわすために、この近くを通って太宰府入りしています。

本殿の裏を取って反対側へ。途中で本殿に彫られた見事な彫刻を発見しました。

こちらは宇佐が本宮の八幡様。奥が同じ福岡にある宮地嶽神社、神様は息長足比売命(神功皇后)です。

よくわからない建物がありました。徳神?

おそらく御神木です、ものすごく背が高い。

八村で力比べをしていた時に使われていた石がありました。

持ち上げたら健康になりそうですが、逆に腰をやらかしそうなのでやめておきます。

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