四十二の神名を持つ大己貴命
周船寺駅から九大伊都キャンパスへ向かう途中にある五道神社です。それにしても周辺は九大が移転してから再開発が進み、学生向けのアパートやマンションが多くなりましたね。
さて五道神社の入口です。参道が直角におれている珍しい形です。
御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、大国主神や大黒様など四十二のご神名をお持ちの神様です。創建は不明なようですが、江戸時代にはすでに存在を確認できます。
社殿建立の記念碑です。しかし字についていた色が落ちてしまっているのですごく読み辛い。
まだ新しい手水舎ですね、建て替えられたばかりでとても綺麗です。
毎回思う、何に使うのかよくわからない石。
参道左手に盆栽のような生え方をした木が。
そして右手にも大きく参道を覆うように広がっている気があります、御神木かな?
社務所も一応あります。だけどシャッターが下りていました。おそらく祭事の際にしか開かないタイプですね。
五道神社 社殿
さてお参りします。社殿は比較的最近に建て替えられたようですね。木の感じが新しいです。
拝殿はとても風通しが良さそうな造り。
筑前国続風土記拾遺に、こちらの神社の記述がありました。
五道天神社
筑前国続風土記拾遺 巻之四十五 志摩郡下
上河原の産霊なり。祭る所ハ大己貴命、鎮座の始詳ならす。むかしの杜ハ周船寺村の内にありしといふ。
どうやら、江戸時代以前はここより少し南側の周船寺駅あたりに鎮座されていたようですね。