伊能忠敬隊もわらじを脱いだ宿場
天気が良かったので、ちょっと鹿島宿跡に行ってきました。
鹿島宿の東隣が高町宿、西隣が肥前浜宿です。宿の北側の道慶橋を右に入ると、横沢橋まで商店街が立ち並ぶ本町の通りがあります。
この通りの半ばほどに旅人の荷物等を次の宿場へ中継する問屋「継場」跡があります。
この鹿島宿には1812年10月25日に測量で訪れた伊能忠敬の一行が宿泊しています。
隊長の忠敬は本陣の吉田忠右衛門宅、副隊長は脇本陣の諸国屋茂平宅、その他の隊員は同じく脇本陣の村田覚兵衛宅に泊まりました。このうち諸国屋は「旅館料理諸国屋」として現存しています。
街道脇には願行寺の赤い山門があります。これは鹿島藩が代々の居館とした常広城を廃した時に、寺がもらいうけて移築したとされています。