神武天皇の兄を祭った旧村社
福岡市の西端、飯氏地区にある 飯石神社(いいせきじんじゃ)へ行ってきました。
昔は三郎天神と呼ばれていたそうで、祭神は御食入沼命。玉依姫の子で神武天皇の兄に当たります。
創建は不明ですが、しかし平安時代にはすでに記録があるので、相当な歴史があるようです。
境内はかなり広く、運動場のようになっていました。さらに奥に公民館があります。
この埋められたタイヤは車停めでしょうか?小学校の運動場にも、似たような遊具がありますね。
心洗と彫りこまれた、大変立派な石造りの手水舎。しかし水がありません。
飯石神社 社殿
さて、それではお参りしましょう。手前で靴を脱ぎ、さらに拝殿の中に進んでお参りする仕様です。
鈴を鳴らして奥にお賽銭入れにいけばいいのかな?少し戸惑いました。
かなり年代物の奉納絵が沢山飾られています。おそらく江戸期のものも混ざっていますね。
そして氏子さん達の顔写真なども飾られています、地域の長老達の記録のようです。
社殿よこにはなぜかステージのようなものがありました。地区の集会を開くのかな?
このお社は深い杜に囲まれていて、かなり樹齢を重ねた巨木が多くみられます。
やはり福岡市指定の保存樹ですね、近くでみると圧倒されます。
筑前国続風土記拾遺に一行だけですが、記録がありました。
三郎天子社
筑前国続風土記拾遺 巻之四十一 怡土郡上 飯氏村
産神なり。蛭児命・素葢雄尊・月読尊を祭れり。鎮座の始詳ならす。