まだまだ鍋島領
天気が良かったので、ちょっと矢上宿跡に行ってきました。
矢上宿は長崎市矢上町にあった宿場町で、長崎までは約12㎞ほどと、もう目と鼻の先です。
ですが、佐賀から長崎に向かうと、ここはまだまだ佐賀藩諫早領ということで、佐賀藩は他藩に入国せずに長崎に行けたんですね。気を使わなくていいので、楽だったでしょうね。
番所橋を渡って、矢上神社に向かいます。
番所橋を渡ると矢上番所跡があります。ここには平屋瓦葺きの建物と門があり、役人が往来者の取締などを行っていました。
矢上宿は明治になり江戸期の道を拡幅するなどしたため、面影を残すものは、ほとんど失われました。しかし、諫早役屋敷跡の石垣や堀は当時のまま残っています。この屋敷では長崎開港に伴い佐賀本藩や諫早領主、肥後藩主との報告や連絡などの処理のほか、民事、刑事などの案件などを処理していました。
諫早役屋敷跡から少し歩いた矢上小学校付近に脇本陣、長崎自動車学校付近に本陣がありました。
矢上神社近くになる矢上八幡神社には、2本の大クスがあります。北側のクスは胸高幹囲10・15m、南側は5・3mもあります。
勝手にゴールに決めた矢上神社に到着しました。創建は1281年。この神社では毎年10月17日に例祭「矢上くんち」を行っています。大きな神社で初詣客でにぎわっていました。
コンパクトで歩きやすい宿場跡でした。次はここから2㎞ほどしか離れていない日見宿跡を訪れて、長崎に向かいます!