筑豊炭田の姿を現代に伝える産業遺産
石炭記念公園へやってきました。こちらはかつての筑豊炭田で、そして明治から昭和にかけて開発された日本最大の炭田です。
この第一・第二煙突は、まさに三井田川鉱業所のシンボルで炭坑節の歌詞にも歌われています。
さて、公園内にはもう一つのシンボル竪坑櫓も残っています。
二本煙突のバックに香春岳は、まさに筑豊を代表する景色ですね。
しかし炭鉱の仕事は落盤など危険がつきもので、多くの犠牲者も出ています。公園内には慰霊碑や供養塔もありました。
こちらは韓国との交流記念碑ですね、炭鉱では朝鮮半島出身の労働者も働いていました。
そして夫婦煙突とも呼ばれる二本煙突の築造111周年を記念して建立された、ハート形の鉄製オブジェ「百年の鐘」。
石炭記念公園
では、展望台からおりて公園内をみてみましょう、様々な展示物があります。
月が出た出~た♬月が出た♪で有名な炭坑節は、この炭鉱の事をうたっています。
あんまり煙突が高いのでという歌詞は、さきほどの二本煙突のことですね。
公園内には当時の炭鉱長屋や、そして石炭の運搬に使われたSLなどの展示もあります。
竪坑櫓は、坑内から人や石炭を運ぶケージを昇降させるための施設です。この機械はイギリスから直輸入されています。
種田山頭火も訪れているのですね、しかしこの人どこにもでいるな・・・
プロレタリア作家・橋本英吉文学碑です。実は坑夫としての経験があり、「若き坑夫の像」などの作品を残しました。
そしてこちらにも炭坑節の碑がありました。
最後に公園の中心になっている炭鉱夫之象です。