徳川家より葵紋を掲げることを許された寺院

蓮馨寺へ寄ってみました。徳川家ゆかりの川越を代表する寺院です。

蓮馨寺は、室町時代に河越城主・大道寺政繁の母連馨大姉により創建されました。

浄土宗の信仰が篤かった徳川家より関東十八檀林の一寺とされ、葵紋を掲げることを許されます。

関東十八檀林は、例えば国家公認の学問所のような所ですね。

また、境内には小江戸川越七福神巡りの福禄寿も祀られています。

参道には平日でも出店が出るなど、参拝客も多いです。

では、手を清めてお参りしましょう。

明治に起こった川越の大火では、蓮馨寺も大きな被害が出ました。しかし、この水舎と鐘だけは無事だったそうです。

そして参道途中には松平信綱の家臣・遊佐将監が作ったお地蔵様があります。

こちらのお地蔵様を拝むと十福のご利益があるといわれています。

こちらは水子地蔵様です。

それにしても参拝者が多い為、お供え物もかなりの数ですね。

蓮馨寺 本堂

さて、お釈迦様の像に甘茶をかけてから、中に入ります。

山号は孤峰山、院号は宝池院。そして本尊は阿弥陀如来です。

釈迦の高弟であるおびんずる様です。さわってなでると病気が治るとされています。

そして、こちらは小江戸川越七福神巡りの福禄寿像です。

蓮馨寺 鐘つき堂

毎日15時に、きっちり18回鐘を突かれる鐘。18は関東十八檀林を表しています。

元禄期に製造された梵鐘で、川越市の文化財に指定されています。

名代焼だんご松山

境内にあるこちらのお団子屋さん、創業はなんと大正時代です。

100年近く地元民に愛されている老舗で、参拝帰りに休憩する事ができます。

団子は醤油の焼き団子のみ、他にはいなり寿司やかき氷があります。

実はこちらのお団子まったく甘くありません、みたらし団子みたいなので意外でした。