高島までは10分の航海

高島を出航して、いよいよ軍艦島に向かいます。
出航して5分もすると、島の全容が現れます。この姿を目の当たりにした時は、本当に心踊りました。軍艦島の存在を知って20年以上建ちましたが、ついに肉眼で見ることができました。

画像や動画でしか見れなかった島が目の前に

まずは、周遊してから上陸することに。倒壊の恐れがあるため近づくことのできない建物は、海上から見学します。パンフレットによると建物は71号までナンバーリングされており、上陸できない北側は鉱員の集合住宅や病院、小中学校ながが建ち並んでいます。

北側。左から端島小学校(1958年建設)、鉱員社宅(1949年)、隔離病院、隔離病棟(1958年)
反時計回りに周遊します
西側の岸壁

西側の岸壁は台風時などの高潮に備え高く整備されていました。

右上の建物は端島神社の祠
真ん中奥の建物は幹部社員の社宅

島民あこがれの高級住宅3号棟だったとか。

炭鉱が閉山され無人島となった翌年に建設された灯台

それまでは島民の住宅の灯りが灯台の代わりとなっていました。

ガイドさんによると、軍艦島はどの方角からでも軍艦に見えるわけでは無くて、南西側からみると軍艦に見えるそうです。その方角まで移動して撮影タイムとなりました。

撮影スポットからの軍艦島

南北480m、東西160mの小さな島です。15分の周遊が終わると、東側の桟橋に接岸していよいよ上陸です。

軍艦島上陸

桟橋に接岸

島の土を踏むと一層、テンションが上がってきました。見学広場で説明を聞きます。見学時間は45分で、どこのツアー会社も同じみたいです。

東側は内海なので、護岸は西側より低め
整備された通路
オレンジ色の土を接着剤として使った石積みの護岸
南側から見た端島小学校
真ん中は第二竪坑入坑桟橋跡。この櫓から地下636mまで約90秒で一気に降下しました
レンガ造りの第三竪坑捲座跡。総合事務所でした
30号棟。1916年に建てられた日本最古の鉄筋コンクリート造7階建て高層アパート
とにかく廃墟

3時間10分ほどのクルーズでしたが、とても見応えがあり、とても楽しいツアーとなりました。ブラックダイヤモンド号で見学する際は、出発から高島までは船の右側、高島から軍艦島までは左側に乗船するのが、見やすくて良いと思います。是非、訪れることをオススメします!

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