高台に鎮座する港町の産土神
大歳宮は唐泊漁港の産土神です。この付近の集落の人たちは、ほとんどの人が氏子でしょうね。
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風情のある漁村を散歩しながら、大歳宮へ向かいます。漁村の小さな路地は絵になりますね。
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入口横には猿田彦様の石碑もあります。実はこの石碑の横に古い井戸があります、筑前国続風土記拾遺に出てくる井戸かもしれません。
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さて、大歳宮へ到着しました。しかし白い鳥居はなかなか珍しいですね。
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産土神として崇敬を集めるだけはなく、さらに村社にも指定されている由緒正しいお社です。
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では、階段を登ってお参りしましょう。ただ、猛暑日の階段はキツイ。
大歳宮 社殿
こちらが大歳宮の社殿です。狛犬などはいないシンプルな造りです。ただ、代わりに灯明のようなものが立てられています。
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そして境内は綺麗に清掃されています、漁師さん達が頻繁にお参りに来るのでしょうね。
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また社殿横には背の高い御神木が。おそらく海上の船からも目視できるでしょう。以前は目印になっていたのかも。
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遠くに見えている山は雷山かな?眼下には唐泊漁港を一望することができます。
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大歳大明神
筑前國続風土記附録 巻之43 志摩郡 上 唐泊
本編に見ゆ。産神也。 祭る所素戔雄尊・大己貴命・大市姫命・天地迦流瑞姫命・奥津彦命なり。社内の稲荷二社あり。 其1社に黄帝の木像あり。防州の船師爰ここに納めりといふ。 いつの頃かにやありけん。 彼の船師洋中に船はせしに、逆風にあひ船たちまち覆くつがえらんとす。 其時ふかく黄帝に祈願せしか、つゝがなく帰帆せり。 故に神像を彫刻し霊告にまかせてこゝに納めりとそ。又境内に清泉あり。神井といふ。