千二百年以上の歴史を誇る博多の総鎮守
お 櫛田 さんの境内を散策中です。(前回)は本殿へお参りしたので、今回は境内社と境内にある文化財をみてまわります。
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境内は多くの観光客が訪れるため、トイレも完備してあり、そして自販機なども充実しています。
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結構どこの神社でもみかける神馬の像。
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そして北神門の横に建てられているのが櫛田会館です。実は今年の6月に完成したばかりで、まだピッカピカです。
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境内には喫煙所と自販機が設置された休憩コーナーまであります。
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何の用途で使われるものか分からない建物もちらほら。
博多べい
さて、境内には博多の古い文化財なども移築されています。こちらは嶋井宗室の屋敷跡から移された博多べい。
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豊臣秀吉は、戦災で荒廃した博多復興すに着手しますが、その際に頭を悩ましたのが戦災後の街中に残る大量の瓦礫でした。
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そこで博多の人々はこの瓦礫を新しく建てる塀に埋め込み、壁の強度を上げてリサイクルまで同時に行う方法を思いつきます。これが「博多べい」です。
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さて、博多べい以外にも裏参道には文化財が沢山あります。こちらはその案内板。
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そして、近代演劇の発展に貢献した博多の名優・川上音二郎が寄進した建物などもあります。
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また、境内のあちこちに小さなお社も多くみられました。
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こちらは社務所の隣に建つ、大正天皇行幸殿です。
櫛田神社の境内社
まずは、本殿裏にひっそりと佇む、連なった鳥居と狛狐が印象的な注連懸(しめかけ)稲荷神社です。
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別名「あしどめ稲荷」と呼ばれており、客が足を止める事から商売繁盛のご利益があるとされています。
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続いて金刀比羅宮です。香川の琴平町に本宮がある有名なこんぴらさんですね。
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同じく、左手から石堂社・菅原社・今熊野社です。神紋で分かりますね。
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続いて二十ニ社、色々な神様が一緒に祭られているのでしょうか?
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そして稲荷神社のように鳥居が重なっている石堂宮。
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あれ?さきほど石堂社というお社がありましたが、違う神様なのかな?
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境内末社群への入口になります、とにかく数が多くので全て周るのは大変ですね。
櫛田の銀杏
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最後に櫛田の銀杏です。神社のシンボルともいえる御神木は、「博多っ子純情」など、博多を舞台にした作品に度々登場しています。
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説明板です。菊池武時公奮戦の地とあります。櫛田神社の近辺がまだ海辺だった頃、九州探題を攻めて裏切りに合い、この近くで息子を逃がして戦死したと伝わっています。地下鉄工事の際は、地下から刀傷の入った人骨が多数見つかった事が話題になりました。