弘法大師も訪れた縁のお社
志登神社の境内を散策しています。前回の記事はこちらから。実は志登神社は、真言宗開祖の空海(弘法大師)とも縁のある神社として知られています。
志登神社には、明治期まで神宮寺として照光寺が建てられていました。この照光寺を開山した和尚が、空海と修業仲間だった事から、博多に開山した後に訪ねてきたそうです。
志登神社と戦国武将
志登神社は歴史が長いお社ですが、度々戦乱にも巻き込まれています。そして、こちらが火災で焼失した社殿で使用されていた鬼瓦です。
よくみると原田家や黒田家など、戦乱で焼けた社殿を復旧した、大名の家紋が彫られています。
志登神社の御神木 神命木
こちらは神社公認のパワースポット・神命木です。いわゆる御神木です、パワーをいただきましょう。
実は、なぜか木が横に伸びた後に上に広がっています、不思議ですね。
さらによくみてみると、樹の幹が少し浮いています。
三柱社
さてこちらは、境内末社の三柱社です。
三柱社は、天照大神を祀る皇大神宮、須佐男命を祀る八坂神社、十域別神と倉稲魂神を祀る志々岐神社が合祀されています。
太陽観測石と玉の井
志登神社は、一説には伊都国時代にこの地で祈祷をしていた場所だと言われています。
また古来よりこちらは、天体観測も行われていた場所だとも伝えらえています。
その結果、冬至の日には鳥居から社殿へと一直線に夕日が差し込む等、天体の動きに基づいて境内が設計されています。
さて、こちらの太陽観測石は、伊都国時代の祈祷師が太陽を測るために用いた石だそうです。
隣にある玉の井は元治2年(1865)に奉納された井戸ですが、しかし現在は跡が残っているだけです。
厳島弁財天
続いて蓄財の神として信仰される弁天様です。
2024年は貯蓄が沢山増えるように、弁天様にお願いしないといけません。
ところで、なぜか庚申様の石碑がお社をぐるりと取り囲んでいました。何か意味があるのでしょうか?
志登神社と亀
最後に、出口の所にある寿亀碑です。乙姫様をお祭りしている関係から亀の像があるのでしょう。亀って何となく縁起が良いですよね。