日本一の大クスが見守る麓
天気が良かったので、ちょっと蒲生麓に行ってきました。
蒲生麓は薩摩藩が領内に設けた113の武士集落のひとつです。集落は麓とよばれ、政治を司る地頭仮屋を中心に武家屋敷群が形成されました。蒲生麓は、蒲生川と別府川の二つの川に挟まれており、この両川を外堀として活用しました。
蒲生麓の町割りと馬場
いまでも町割りが行われた道が、そのまま残されており、武家門も数カ所残っています。
現在の蒲生地頭仮屋は1826年に再建され、蒲生に現存する武家門としては2番目に古いものだそうです。一方で、県指定重要文化財への指定は2011年と、意外と最近ですね。門の奥は市役所の総合支所でした。いまも行政機能が存在するのですね。
蒲生で一番古い武家門です。1816年建造だとか。見てまわった中で一番格式高そうな立派な門でした。
他にも武家門は残っていましたが、すべて私邸なので入ることは出来ません。
ここは廃墟なんですかね。。。
最後に蒲生神社を訪れました。
1123年に蒲生氏の始祖・蒲生上総介舜清が創建した神社です。商工・学問・芸術・安産の神として信仰されているそうです。
境内には、高さ約30m、根回り33・57m大クスがあります。推定樹齢は1500年を超えるそうで、国が行った巨樹・巨木林調査で日本一の巨樹と認定されました。今まで見た大クスの中でも一番大きく感じました。当たり前ですね、日本一ですから。