全国から注目を集める奇城

早良風土記は今回で800回を迎えることができました。
これも一重にご愛読いただいている皆様のお陰だと感謝申し上げます。
これを記念して今回は長岩城にちょっと行ってきました。

長岩城は山城好きならば、ほとんどの人が知っていると思います。
云わずと知れた中世の奇城ですね。よく「落ちたら死ぬという」フレーズでYouTubeやブログで紹介されていますね。石積櫓や登り石垣など全国的にも希な構造物が存在し、多くの石塁遺構が存在する、まさに石の城として、圧倒的な存在感を放っています。その遺構に魅せられて、わくわくしながら中津市耶馬溪に向かいました。

中津の山奥にあるお城ですが、ちゃんと登山者のための駐車場があります。ありがとたいですね。向かって左の山に本丸跡、谷を挟んで右の山に有名な石積櫓があります。これを見ただけで、堅牢な要塞であることが伝わってきました。

長岩城の歴史は、1185年に壇ノ浦の戦いで平家に勝利した源頼朝が、関東から宇都宮信房を守護職として豊前に派遣しました。信房の次弟である重房は野仲氏を名乗り、1198年に扇山(標高592m)に本丸を築きました。これが長岩城で、1588年に黒田長政に攻め滅ぼされるまで野仲氏22代390年間の居城となりました。

駐車場に立てられている案内板でルートを確認しました。険しそうでした。

記帳所がありました。低山で記帳所があるのは珍しいとは思うのですが。さすがに落ちたら死ぬと云われている山だけはありますね。注意書きでは決して1人や日が遅くなって入山しないようにと、呼び掛けられていました。

山登りアプリを使いながら進んでいますが、至る所に案内もあるので迷うことはありませんでした。

遠目からおにぎり山だったので、傾斜がきついかと思っていたらその通りで、はやくも息を切らしてしましました。。。。と、その時、、、

目の前を蛇が横切りました。。。。いい年をして金切り声を上げてしまいました。
本当にびっくりしたぁ。わたしは蛇が大の苦手で、夏場も恐る恐る山歩きしていますが、この至近距離で気が付いたのは久しぶりです。いつも蛇をみかけたら、追いかけるようにして蛇の種類を確認するのですが今回は唐突過ぎて、見逃してしまいました。まぁ逃げていったから、マムシでは無いみたいですね。マムシだけは注意で御座る。万が一、噛まれたら入院ですからね。。。

イノシシやシカが多いんですね。のびのびと走り回れそうな所ですから、農作物への被害も甚大なのでしょう。シカはともかく、イノシシにも注意しながら、前途多難な気持ちで石積櫓を目指しました。

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