名島海岸へやってきました。伝説では神功皇后は、朝鮮半島へ遠征する際、名島海岸から宗像三女神へ遠征の無事平穏を祈願したといわれています。

その為、名島海岸には神功皇后伝説ゆかりの名所がいくつか残されています。

俎板瀬(まないたせ)

まず俎板瀬は神功皇后が朝鮮半島へ出征した際に、宗像三女神へ供物を供えたといわれている場所です。

また、帰還した際に凱旋の祝宴を、この場所で催したと伝えられています。

この平たい岩礁には実際に降りる事ができるので降りてみました。

何やら石碑とモニュメントが設置されています。新しさから昭和か平成くらいのものでしょう。

三韓征伐とは神功皇后が兵を率いて新羅に出兵し、朝鮮半島の広い地域を服属させたという伝説です。真偽のほどは分かりませんが、本当ならこの岩の上で祝勝会を開いたのでしょうか。

名島帆柱石

続いて帆柱石です。三韓出兵の際に使用された船の帆柱が、時間の経過とともに化石になったと伝えられています。

実際に探してみたのですがなかなか見つかりません。石碑は建てられているのでこの辺のはずですが・・・

波打ち際をみてもそれられしいものが見当たらないのですよね。

どこだろうと探していると砂浜の一角にチェーンで囲われた場所があります。ありました、帆柱石です。

約3,500万年前の第三紀のカシ属樹木の主幹が化石になったものとされており、国の天然記念物に指定された珪化木だと案内板には書かれています。

縁の石

縁の石は妊娠中だった神功皇后が帰国して、この石に腰を下ろして休まれたという伝説の石です。

妊娠中の女性がこの石に寄り添うと安産になり、相手がいない女性が祈ると良縁に恵まれると言われています。

男性にはあまり意味がない女性限定のパワースポットといった感じでしょうか。

最後に今から1800年以上前に、朝鮮半島へ向けて旅立ったという伝説の海岸です。

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