地蔵の背中に刻まれた親子の悲話

宗栄寺を訪問しています。前回の投稿はこちらから。

名島神社と宗栄寺は、神仏分離令で離れたとはいえ、元々は同じ場所で祀られていた事もあり、現在は境内が繋がっていて行き来できるようになっています。

名島神社側から入ると、まず薬師堂があります。

続いてこちらは住職のご自宅でしょうか?

とりあえず手を清めてお参りしましょう。

狛犬がいるのにお寺です。神仏習合時代の名残を感じますね。

こちらは毘沙門天が祀られている祠。

なぜか三日恵比寿神社がありました。また神仏習合時代に戻っている感じです。

宗栄寺地蔵尊

こちらが宗栄寺建立のきっかけとなった地蔵尊です。前回説明しましたが、天草の乱で夫と息子を亡くした女性は、二人の菩提を弔うために、戦死した時に来ていた肌着を埋め、上に地蔵を安置しました。

その後、女性は尼となり宗栄寺を建立して二人の菩提を護りました。さて、二人の菩提の上に建てられたのがこちらのお地蔵様になります。

このお地蔵様の背中には、確かに親子の戦死の事が刻まれていてはっきり読み取れます。

その他、弁天様関係と思われる蛇の祠がいくつかあります。

色々な仏像がズラリと並んでお祀りされていました。やっぱり蛇が多いな、巳年にお参りすると運気があがりそうです。

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