国内でも数少ない海城
天気が良かったので、ちょっと平戸城に行ってきました。

平戸城駐車場に車を停めます。

写真左下の赤丸の位置から上っていきました。

平戸城は、江戸時代に平戸藩を治めた松浦氏の居城です。築城は1718年と江戸時代中期ごろなのは、実はその前に亀岡城という居城があったのですが、1613年に幕府の命により破壊されたそうです。つまり、居城を破壊してから100年後に再建されたお城です。これについては、また後で触れます。

平戸市が観光に力を入れているため、とても綺麗に整備されていて歩きやすかったです。

さいしょに現れたのは北虎口門。これは現存する唯一の木造遺構です。城の北側を守る重要な施設であるとともに、二の丸御殿への通用門でもあったとか。

北虎口門の石垣です。

これもそうです。石があまり加工されていないような。野良積みってやつですかね。。。

門をくぐりました

石段を登ると

狸櫓です。藩政時代の唯一の櫓で、狸が小姓に化けて棲まわせて欲しいと懇願したことから、この名で呼ばれたとか。正式名は多聞櫓だそうです。

上っていきます。平戸城は海城で、断崖の上に築かれていて、特にこの北側は海に面した絶壁です。敵の侵入はかなり困難だったのではないでしょうか。一方で、小ぶりですが、周囲の景観とよくマッチしていて、散策していて楽しかったです。

狭間。多くは漆喰壁に穴を開けてますが、これは石垣で作っている珍しいタイプですね。江戸時代中期に築かれたお城ですから、実用的というよりも象徴的な意味合いで、こしらえたのかも。

なんとなくですけど、天守閣が近くなってきた気がします。

あ。でました天守閣です。次回は天守閣の中をご紹介します。