高祖城主・原田氏ゆかりの古社

篠原八幡神社へやってきました。周辺はのどかな田園風景がっています。

平安時代末期に、高祖宮の末社をこちらの場所へ遷座したのがはじまりのようです。かなりの古社ですね。

参道左手にとても大きな「梛(なぎ)」の木があります。御神木かな?

境内は清掃が行き届いていて、とても清潔に保たれています。氏子さん達がこまめに手入れされているんでしょうね。

残念ながら手水舎は水気がなく、消毒用のポンプがおかれています。

神殿内部です。八幡宮なので、御祭神は応神天皇ですね。

元々、高祖城主の原田氏の崇敬が篤いお社でしたが、壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた原田種直公は、鎌倉に十三年間幽閉されました。その間も八幡神へ祈願を続け、罪をゆるされて無事に領地に戻る事ができました。

種直公はそのご神徳に感謝して当主の座を息子に譲り、この社の近くに仮宅を設けて、八幡神に奉仕したそうです。

この時の仮宅は、原田の館屋敷と呼ばれ、周囲には池を廻していましたが、今は田畑となっています。

お汐井台がありました。

古い石碑もあります。昔から地域の氏神さまですね。

境内の一角に何か植えられていました。何の植物だろう?神事などで使うものでしょうか。